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信なくんば立たず

2011年5月27日

 「信なくんば立たず」多くの政治家や議員が掲げる政治信条である。小泉元首相もこの言葉を使っていたように記憶する。

 「論語」から用いられた言葉である。

 「子貢、政を問う。子曰く、食を足し兵を足し、民をしてこれを信ぜしむ。子貢曰く、必ずやむを得ずして去らば、斯の三者に於いて何れをか先にせん。曰く、兵をさらん。曰く、必ずやむを得ずして去らば、斯の二者に於いて何れをか先にせん。曰く、食を去らん。古より皆死あり、民は信なくんば立たず」

 孔子は、「兵」よりも「食」よりも「信」が大切であると教えている。大事な政策を進めるためには、国民の「信」がなければならない。

 国民の「信」を受けていないと民主党から大いに批判された、安部・福田・麻生総理大臣。国民の「信」を受けたが、挫折した鳩山政権。今や、誰からも「信」を受けていない菅総理。

 サミットに出席の菅総理の”にやけた顔”が妙に気になる。

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