「信なくんば立たず」多くの政治家や議員が掲げる政治信条である。小泉元首相もこの言葉を使っていたように記憶する。
「論語」から用いられた言葉である。
「子貢、政を問う。子曰く、食を足し兵を足し、民をしてこれを信ぜしむ。子貢曰く、必ずやむを得ずして去らば、斯の三者に於いて何れをか先にせん。曰く、兵をさらん。曰く、必ずやむを得ずして去らば、斯の二者に於いて何れをか先にせん。曰く、食を去らん。古より皆死あり、民は信なくんば立たず」
孔子は、「兵」よりも「食」よりも「信」が大切であると教えている。大事な政策を進めるためには、国民の「信」がなければならない。
国民の「信」を受けていないと民主党から大いに批判された、安部・福田・麻生総理大臣。国民の「信」を受けたが、挫折した鳩山政権。今や、誰からも「信」を受けていない菅総理。
サミットに出席の菅総理の”にやけた顔”が妙に気になる。