昨日は、市内小学校の卒業式。
あいにくの雨となりましたが、私も地元の小学校に参列させていただきました。
真新しい制服に身を包み、引き締まった表情の卒業生に、
私まで気持ちが引き締まりました。
悩みも喜びも含めた、これからの成長が楽しみです。
私の後援会事務所を移設いたしました。
皆さまのご来所をお待ち申し上げます。
昨日の雑感で、「気持ち和らぐ」という文で締めくくりました。
自分の気持ちを表現するのに、ぴたりと当てはまる言葉を探すのは、なかなか難しいものですが、この言葉以外に思い当たるものがありませんでした。
31歳の春。西春町議選の出馬を決めた私に、伯父が町内をここ、そこと連れ回ってくれました。
私も次男、父も次男。仏壇のない家に育ち、祖先のことや親戚の付き合いなど、心にも頭にも全く無い若造でしたし、自分の親父が一番偉いと思っていました。
朴訥とした伯父でしたが、本家の長としての威厳と、真面目な親戚付き合いをしてきた様子がわかる態度に、がつんとやられて目が覚めたような気持ちがしました。
親戚に誰か一人でも、後ろ指をさされるような人がいたとしたら、今の私はなかった。伯父が真面目な人でなかったとしたら、私はこの大切なことに気づくこともなかった。31歳の時に、無言の知を与えてくれた伯父は、一昨年の12月に他界しました。
私に思い出があるように、このまちに住む皆さんにも思い出があり、新たな歴史を刻む。 伯父と一緒に歩いた春も、約20年経った今でも、沈丁花の香りは変わることがありません。
「本当に大切なことは不変」 初心を忘れず、誠実に、真っすぐに。
柔らかな香りと共に届いた伯父からのメッセージが、気持ちを和らげてくれたのだと思います。
明日は、国府宮はだか祭。
我が家もお宿を拝命し、私も連に加わります。
寒さ厳しい2月。
地域特有の伊吹颪に向かって進む道のりは、辛いところもありますが、
終わった後の達成感や、今年もまた参加できたという喜びは、参列しないと味わえません。
地域の男衆で寄り集まっての会議も、それはそれで楽しいものです。
初老の厄払いとして、中心軸となって活動するという習わしは、
親を守り、子を育て、地域の一員として参画していくための通過儀礼に感じます。前厄で後方支援で習い、本厄で取り仕切り、後厄は本厄をサポートする。地域のOBはそのまたサポートをする。
先人は、素晴らしい無形のシステムを構築されました。
今年は、2月28日という遅い時期での開催。
多くの皆さんの厄を祓っていただけるよう、元気に国府宮まで行ってまいります。
公職選挙法では、お金のかからない選挙を実現し、立候補の機会均等や候補者間の選挙運動の機会均等を図る手段として選挙公営制度が設けられています。
簡単に言えば、個人にかかる選挙費用を市が肩代わりしてくれるということです。なんでも肩代わりしてくれるわけではなく、公職選挙法で限定されたものを、市の条例で定めて負担しています。
市長・市議会議員選挙に関わる公営としては
全てがOKというわけではなく、上限はあります。
そのほかにも、通称「推薦はがき」と呼ばれている、候補者を推薦するはがきの郵送料。
選挙公報の配布(選挙期間中に全戸配布されます)などの費用も選挙管理員会の負担です。
選挙管理委員会の負担 = 税金での支払い
となるわけですから、無関心ではいられません。
答えは、「いいえ、できません」
どんなにお金を使わない選挙をしようと思っても、
供託金は納めなければなりません。
ただし、町村議会の議員選挙は供託金が不要なので、運営を徹底すれば可能かもしれません。
北名古屋市の場合
市議会議員であれば 30万円
市長 であれば 100万円 が供託金の額になります。
一番高額なのは、衆議院・参議院の比例代表で、名簿に掲載される人数×600万円です。
国政選挙の比例代表の名簿数を数えると、すごい金額が動いているんですね。
選挙公営が充実している選挙ほど、供託金は高額になっています。
次回は、前出の選挙公営についてです。
供託金とは
売名立候補や候補者乱立を防ぐ目的で設けられている制度。供託金は原則として選挙の終了とともに返還されるが,一定数以上の得票がない場合,および候補者が立候補を辞退した場合には,没収されて,国庫,都道府県,または市に帰属する(93,94条)
国民の三大権利として、生存権・教育を受ける権利・参政権があります。
投票率は参政権を推し量る指数とも言えますが、現在の日本は約半数の方が
その権利を放棄している状態です。
2017年10月の衆議院選挙の投票率53.70%
自分の思いを任す人物がいないからなのか、政治に興味がないからなのか。
選挙に行きたくてもいけない状況であるからなのか。
その指数には、色々な背景が見え隠れしています。
また、その指数に一番敏感なのは、立候補者だと思うのです。
いったい、選挙っていくらかかってるんだろう?!
選挙の実情もおりまぜながら、連載していきます。