(仮称)総合運動場は、たくさんの市民が関心を持っており、平成19年12月定例会において私自身一般質問をさせていただきました。そのときの市長は「緑の基本計画の中で位置づけて、財政の確保、関係者のコンセンサスに目安がたてば、順次都市計画手続きなど具体化に向けて取り組みを進めてまいりたいと考えております。」と答弁されております。
そこで緑の基本計画をひも解いてみますと、健康・スポーツのカテゴリーに健康ドームに隣接する交流核では、運動・スポーツができるような広いスペースのある公園整備を推進します。健康ドームと一体的に健康づくりや体力づくりができるよう、運動・スポーツのできる公園整備を推進し、子どもから大人までがスポーツを通じて心身の健康づくりができるようにします。と計画されています。
しかしながら、今回提示された場所は、二子のテニスコートに隣接する場所であります。基本方針の中の一説を読んでみると「健康ドームと近い位置にあり、(仮称)総合運動場がこれと連携することによって・・・・。」と書かれています。私には、どう理解していいのかわかりません。
申し上げるまでもありませんが、緑の基本計画の位置づけは、総合計画や都市マスタープラン等上位計画と整合するよう定めます。とあります。
※(仮称)総合運動場は3月定例会において(仮称)多目的運動場に名称変更されました。?
3.なぜ、緑の基本計画で計画された場所でないのでしょうか。
[市長答弁]? このたびの(仮称)多目的運動場は、公園、緑地の条件を満たしているものではなく「緑の基本計画」の位置づけとは、一線を画する施設になるものです。二子地区にテニスコートがあり一体化した集約施設が望ましいと考え、候補地としました。
[再質問] 「緑の基本計画」と一線を画する施設であるならば、健康ドームに隣接する運動・スポーツのできる公園整備はどうなるのか。
[市長答弁]? 計画を変更することはありません。
[再々質問] 多目的運動場を建設することになれば、道路や水路などの付け替えで20億はかかると聞こえてきます。市長の施政方針で述べられた。最少経費で最大の効果を目指していくことに反するのではないか。
[市長答弁]? それぞれのとらえ方はあるが、最少経費で最大の効果を上げていくことに変わりない。
4.関係者のコンセンサスに目安を立てることを前提にしておりましたが、どのような方たちとのコンセンサスでしょうか。
[市長答弁]? 名古屋市との清掃工場建設計画を発表後、市民グラウンドがある二子地区から次の候補地についても二子地区で検討してくれないかとの要望がありました。二子自治会役員・地権者に説明し、概ね理解をいただいています。体育協会理事会においても、説明をしています。今後は、地元・市民・使用関係団体等のご意見を聞きながら進めてまいります。
[要 望] いずれにせよ、市長には説明責任をしっかりしていただきたい。融和の掛け声だけでなく、街に出て市政報告会や市長懇談会を持っていただきたい。
[私 見] 多目的運動場と緑の基本計画は一線を画すものだろうか。体育会系の私としては運動施設が造られるのに大賛成であるが、何度聞いても理解できない。将来に禍根を残さなければいいのだが。