タイトルにありますように 「同志から政策提言集団へ」 市政クラブの今年のテーマであります。7月2日から4日にかけて妙高市・上越市・三条市・長岡市をしっかり視察してきました。
交流人口を拡大し、地域のPRやイメージアップ、地域産業の活性化や移住・定住の促進を図るために滞在型市民農園を20区画開設。 1区画はラウベ(簡易宿泊施設 40?) 農園150? 利用料金は年間42万円
この施設の多くの利用者は、関東地方の60歳代であります。団塊の世代の退職に伴い「土いじり」へのニーズは高まっているとお聞きしています。北名古屋市においてもレジャー農園を開設し大いに利用されております。お金と時間にゆとりある世代をまちづくりに参加していただく大きなヒントがある気がします。
上越市 「上越市創造行政研究所について」
平成12年に設置された上越市役所の組織内シンクタンクで、市政における重要課題の解決や理想像の構築に寄与し、地方自治体としての政策形成能力を高めるため、総合的・中長期的・広域的な視点による研究などを行っております。
北名古屋市議会基本条例を作るにあたって、議会にシンクタンクを設けることができる条項を入れようとしたが実現できませんでした。上越市においても議会が利用することはないようですが、二元代表制と言われる現行のシステムであれば、近い将来、議会のシンクタンクは必要であると感じます。
平成18年11月に全国最年少市長として34歳で市長に当選した國定勇人三条市長と会談をさせていただきました。かつて全国最年少町長という方もいましたが…。 よく改革には「よそ者・若者・ばか者」といわれるが、國定市長はそのような感じだ。(バカだけは余分ですが)総務省から出向した縁で市長に 「国民の顔が浮かばない官僚の仕事より、それぞれの問題を抱えている市民のために働きたいと」 熱意は人を動かす。そんな市長に感じられました。
新庁舎を拝見して、もの凄くびっくり!議場が外から丸見えです!!(右の写真)
雨や雪の日でも、子ども達をのびのびと遊ばせることのできる子育て支援施設が必要とし、長岡オリジナル「保育士のいる屋根つき公園」子育て駅を3つ開設しています。一万冊の絵本や育児書が並ぶ「まちなか絵本館」を視察しました。工事費は約6億円。さすが米百俵の長岡市、うらやましいかぎりです。
今回の視察を終えて感じたことは、首長のリーダーシップはいかに大事かということであります。それぞれ訪れた市長たちは、「何がしたいのか」「何が必要なのか」を明確に市民に発信しています。その熱意が人を動かす。市を動かすように感じられます。二元代表制のもう一方である我々議員もしっかり政策を提案できる集団にしなければならない。「承認機関だけの議会はいらない!」という時代がそこまで来ているように感じます。